IMEは「インプットメソッドエディター」の略です。パソコンで日本語などを入力するためのソフトウエアのことです。
キーボードでローマ字を入力すると、ひらがなや漢字に変換できるのは、IMEの働きによるものです。
Windowsには、「Microsoft IME」がインストールされていますが、「ATOK」や「Google 日本語入力」などのIMEをインストールして使用することができます。
パソコンに作業をさせるには、キーボードなどを使って数字やアルファベットで「言語」を入力します。
入力したローマ字やひらがなは変換して、漢字を入力することができます。ここでは、言語に関する設定を説明します。
キーボードの入力方法には「ローマ字入力」と「かな入力」がありますがどちらを使うか、というのは一番最初に迷うところです。
結論からいうと、「ローマ字入力」を選択するべきだと思います。
どちらの方式にもメリットとデメリットがありますが、ローマ字入力の方が一般的になっているようです。多くの方が使用している方式を選ぶ方が、得策だと思います。
Microsoft IME の設定
★ 通知領域の「IMEアイコン」から変更
Microsoft IME の設定は、通知領域の「IMEアイコン」を右クリックします。
ローマ字入力とかな入力の選択することで、入力方法を変更することができます。
★ プロパティからの変更
通知領域の「IMEアイコン」を右クリックします。
「プロパティ」をクリック
Microsoft IMEの設定画面が開きます。
詳細設定をクリック
Microsoft IMEの詳細設定画面が開きます。
入力方式を選択する。
「OK」をクリック
IMEパッドとは
★ IMEパッドはこんなときに役立ちます
1.「漢字を入力したいけど、読み方がわからないので入力できない」というようなときに、マウスなどを使って漢字を入力して、読み方を調べたりすることができます。
2.漢字の一部分しかわからないときでも、漢字の候補が出るので見つけることができます。
★ IMEパッドの出し方
IMEパッドを表示するには、文字入力ができる状態になっていることが必要です。
文字入力ができる状態にするには、デスクトップのどこでもいいので(タスクバーでも構いません)マウスでクリックすると、「A」「あ」のように、文字が入力できるようになります。
図のように、タスクバーにある言語バーの文字を「右クリック」すると、メニューがでます。
メニューの「IMEパッド」をクリックします。
「IMEパッド」が開きます。
IMEパッドが消えてしまった時
IMEパッドは、表示した状態でも他のアプリなどを使ったりすると、一時的に消えてしまいます。
IMEパッドを表示させるには、デスクトップの「何もないところ」をクリックすれば表示されます。
IMEパッドを起動したところ
メモ帳を起動したので、IMEパッドが消えてしまいます。
デスクトップの「何もないところ」をクリックすると、IMEパッドが表示されます。
IMEパッドの使い方
IMEパッドの使い方は、とても簡単です。
例えば「鮑」という漢字の読み方を調べてみましょう。
左側の手書き入力欄に、マウスで魚という文字を入力していきます。
文字を入力していくと、右の欄に候補がドンドン出てきます。
この中にはまだ、「鮑」がありません。
続けて文字を入力すると、「鮑」という漢字が出てきます。
マウスポインターを文字に乗せると、「音読みと訓読み」が表示されるので、読み方を知ることができます。
よく使う単語や語句を単語登録する方法
標準の辞書に単語登録されていない単語や語句は、スムーズに変換ができないので入力に時間がかかります。
よく使う単語や語句は、あらかじめ辞書に単語登録しておくと簡単に変換できて便利です。
★ マイクロソフトIMEで単語登録
入力インジケーターを「右クリック」します。
メニューにある「単語の登録」をクリックします。
例として、記号の右矢印「→」をひらがなの「や」で単語登録します。
単語の登録画面で「単語」と「よみ」の欄に、入力し「登録」をクリックします。
★ Google日本語の場合
入力インジケーターを「右クリック」します。
メニューにある「単語の登録」をクリックします。
例として、「日本一長い駅名」をひらがなの「えきめい」で単語登録します。
単語登録の画面で「単語」と「よみ」の欄に、入力し「OK」をクリックします。
テキストアプリなどで、「えきめい」と入力すると、変換候補に登録した「日本一長い駅名」が表示されます。
登録する単語は漢字に限定されていません。かなやアルファベット、記号などを使用することもできます。
★ 単語とよみについて
1.登録する単語の「よみ」は正しい読み方でなくても構いません。
2.読み方を省略することもできます。
3.長い単語を入力して、短い「読み」を登録しておけば、入力時間を短縮することができます。
以上で「Windows10 IMEの設定」の説明を終わります。