マクロを実行すると、セルのデータ、書式、行の高さ、列の幅などが変更される場合があります。
マクロを修正したり、再実行をするときに、元の状態に戻したいときがあります。
変更された設定などを元に戻すための、マクロを作っておくと何かと便利ですから作り方を説明します。
目次
すべてのセルを元に戻すマクロの記録
VBAのコードで書くと次のようになります。
共通な「Selection」を「Withステートメント」でまとめました。
Sub 全セルを既定値へ戻すマクロ() <pre><code>Cells.Select With Selection .NumberFormatLocal = "G/標準" '書式を標準に戻します。 .RowHeight = 18.75 '行の高さを変更します。 .ColumnWidth = 8.38 '列の幅を変更します。 .ClearContents 'データをクリアします。 End With Range("A1").Select</code></pre> End Sub
マクロの実行結果
次のような、日付と数値の表がある時、書式やデータなどが元に戻ります。

マクロを1行づつ実行すると、次のようになります。
日付が標準に戻ります。
セルの行の高さと列の幅が指定した数値に設定されます。

セルのデータがクリアされます。

以上で「セルのデータ、書式を元に戻すマクロ」の説明を終わります。