Saveメソッドは、ブックを終了する時に保存します。
ブックの変更の有無にかかわらず、上書き保存するものです。
ブックを上書き保存するためには、前もって保存しておく必要があります。
保存していない場合は、保存する作業をすることになります。
目次
ブックを上書き保存するマクロ
ブックを上書き保存するには、Workbooks(“ブック名”).Saveメソッドを使います。
デスクトップにBook1を作り保存しておきます。
次のコードを確認用マクロのコピーに記述します。
■ コード内を「Wクリック」で選択できます。
Sub サンプル3150() <pre><code>Workbooks("Book1").Save</code></pre> End Sub
Book1を開いて、のセルA3に例えば「ブックを上書き保存します」と入力します。

■ マクロの実行結果
変化がないようですが上書き保存されますので、このままブックを閉じることができます。

メッセージボックスで保存を確認する
次のマクロは、メッセージボックスで上書き保存をするかどうかの確認します。
■ コード内を「Wクリック」で選択できます。
Sub サンプル3155() <pre><code>Dim R As Integer R = MsgBox("ワークブックを上書き保存します。", vbYesNo) If R = vbYes Then ActiveWorkbook.Save End If</code></pre> End Sub
■ マクロの実行結果
「はい」をクリックすると「上書き保存」されます。
「いいえ」をクリックすると保存しないで画面に戻ります。

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以上で「ブックを上書き保存するマクロ」の説明を終わります。