初心者でパソコンを使い始めた人
パソコンを使うようになったけど、パソコンの中がどうなっているのか分からない。
なんか難しそうだけど...興味はある。
パソコンの構成や仕組みを知りたい。
パソコンの仕組みが分かれば、パソコンの調子が悪くなった時も対処できるんじゃないかな?
あなたがパソコンを選ぶ時も、仕組みを知っていれば「どんなパソコンを選んだら良いか」を判断できるようになります。
この記事で書いていること。
- パソコンの構成
PC本体と周辺機器 - パソコン本体を構成するパーツの説明
パソコンを構成するパーツ(部品)が、どのような役割りを持っているかについて知ることは大切です。
パーツの構成と役割を知ることで、「パソコンに何かトラブルが起きた時」にも、どこに問題があるのかを予想することができるようになります。
パソコンを選ぶ時も、「どの程度のスペックのパソコンを選んだら良いか?」の判断ができます。
各パーツの名前と役割りを覚えておくと、パソコンの説明書を読んだ時などに理解できるようになります。
パソコンの種類
パソコンの種類は、「デスクトップ」と「ノートパソコン」があります。

パソコンの構成
パーツの説明は「デスクトップパソコン」に使われているパーツが理解しやすいので、それについて説明していきます。
パソコンは本体と周辺機器の組み合わせで、構成されています。

パソコン本体にはパソコンの頭脳といわれる、CPUなどのパーツが組み込まれています。
パソコン本体に入っている、パーツ類をハードウエアと呼びます。
周辺機器とはパソコンに接続して使用する、モニターやキーボード、マウスなどのことです。
パソコンの本体を構成する主なパーツと役割

パソコン本体を構成する、主なパーツです。
- マザーボード
- CPU(シーピーユー)
- メモリ
- ストレージ
SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)または HDD(ハードディスクドライブ) - GPU(ジーピーユー)
(グラフィックボード) - CPUファン
- 光学ドライブ
- 電源
- パソコンケース
マザーボード

マザーボードの役割はパソコン本体を構成する、パーツを取りつける基盤のことをいいます。
メーカ製パソコンのマザーボードは、その製品用に作られているものなので拡張性に欠ける場合があります。
マザーボードの役割
- パソコン本体を構成する、各パーツを取り付ける基盤
- 電源から供給される、電力をコネクタで接続します
- マザーボードの形状は、大きさにより種類があります
- 使用するCPUにより、取りつけられるマザーボードが決まります
- CPUの世代により形状が異なり、マザーボードに付けられない場合がある
- CPUの種類により、映像を出力する機能がついているCPUもあります
- 動画編集や本格的なPCゲームでなければ、グラフィックカードはCPUに付属のもので十分です。
マザーボードの規格
マザーボードは、「大きさ」により次のように種類があります。
大きさによって、取り付けられるパーツが異なります。また、サイズが大きいマザーボードは一般的に拡張性が高くなります。
- ATX 305mm×244mm(12×12インチ)
- Micro-ATX 244mm×244mm(9.6×9.6インチ)
- Mini-ATX 170mm×170mm(6.7×6.7インチ)
CPU(中央処理装置)

CPUは「中央処理装置」と言われ、パソコンの命令を処理するところです。
パソコンが高性能になると、パソコンのパーツの中では最も価格が高くなる部品です。
CPUはパソコンに与えられた命令を、処理するところで「パソコンの頭脳」に当たります。
CPUには性能によりたくさんの種類があり、一般的に性能が高くなると価格も高くなります。
CPUの選び方
「どの位の性能のCPUを選ぶか?」ということについては
あなたがパソコンで何をするかによって決まります。
- ネット検索やネットショッピングをする程度の軽い作業なのか?
- 動画編集や本格的なPCゲームをするのか?
などによって、CPUの性能を選ぶ必要があります。
メモリの役割

メモリはCPUの演算結果やデータを一時的に記憶する役割があります。
マザーボードによって使えるメモリの種類がありますので、増設や取り替えるときには注意が必要です。
メモリの容量は、大きいほうがCPUの性能を十分に発揮することができます。
ストレージ
SSD(エスエスディ)やHDD(ハードディスク)はデータを記録する役割

メモリと「SSDやHDD」の違いは、「SSDやHDD」はパソコンの電源を切ってもデータが消えないことです。
SSD
- SSDはHDDと違って動く部分がありません。
- 可動部分がないので、機械音はしません。
- 半導体のメモリを記録するために使っています。
- HDDよりデータの読み書きが、速伊野ですが価格は高くなります。
HDD
- HDDは中で回転する円盤に、磁気でデータを書き込んでいくものです。
- 記憶容量の割に価格は安くなっています。
- 機械的な部品なので、データの読み書きにはある程度時間がかかります。
GPU(グラフィックボード)の必要性

グラフィックボードは、パソコン画面に映像を出力するパーツです。
通常の使い方であれば、CPUに付属しているグラフィックで十分に使えます。
画像編集や本格的なPCゲームをする場合は、映像出力専用にGPUを付ける必要があります。
CPUファン

CPUはパソコンから与えられた命令を処理するときに、ものすごい熱を出します。
高性能なCPUほど、動画編集など高い負荷の作業ほど、CPUが発する熱は高くなります。(100℃近くなる場合もある。)
CPUの熱をそのままにしておくと、熱のためCPUが暴走したり壊れてしまう可能性がある。この熱を取り除くための装置が「CPUファン」です。
通常のパソコンには、ファンで風を送り冷やす空冷式のタイプが一般的です。
空冷式のものでも、ヒートパイプ方式というものでよく冷えるものがあります。
また、冷却能力が高いタイプのもので、液体で冷やす水冷式のタイプがあります。
CPUファンもCPUの型により、付けられるものとそうでないものがある。
光学ドライブ

「CDやDVD」などの再生や書き込みなどをするためのものです。
以前はこれを使ってOS(オーエス)と呼ばれるソフトをパソコンにインストールしました。
最近ではOSのインストールは、USBメモリーを使うことが多いです。
音楽CDを再生したりするのにも使います。
電源

パソコンの各部品に電気を送るものです。
電源の規格にもいくつかありますが、中心的なものはATX電源というものです。
ATX電源の中でも主流となってきているのが、ATX12Vというものです。
パソコンケース
パソコンケースの大きさにより、名前が分かれている。
パソコンケースの大きさにより、取り付けられるマザーボードが決まります。
- ミドルタワー
パソコンとしては、割と大きい方です。
適合するマザーボードのサイズMicro- ATXからATX - ミニタワー
ミドルタワーをひと回り小さくしたものです。
適合するマザーボードのサイズMicro- ATX - フルタワー
サーバー用のPCに使われるもので、一般ユーザーには必要ありません。 - Mini-ITX用
小型のパソコン用のケースです。
適合するマザーボードのサイズMini- ATX専用で、拡張性は低いものが多いです。
光学ドライブも外付けのものを使います。
パソコンの周辺機器
デスクトップパソコンには、次のような機器も必用になります。
- モニター
- マウス
- キーボード
- スピーカー
- マイクなど
モニター
モニターはパソコンの、出力を表示するための装置です。
スピーカー
音を出すのに使います。これがないと音が聞こえません。
マイク
無料通話のソフトなどで、会話をしたり音声検索をする時に必要です。
まとめ
パソコンの構成
パソコンの構成
- PC本体
- 周辺機器
で構成される。
ハードウエアとして、パソコンを構成するパーツの役割を説明しました。
パソコンの構成をざっと知っているだけでも、パソコンを購入したりするときに役に立ちます。
以上で「知っておきたいパソコンの構成とパーツの役割」の説明を終わります。