ブックの表示位置を、ブックの左上からのポイントで指定します。
ポイントに負の数値を入力すると、ブックはウィンドウの外に表示されます。
ブックの表示位置をポイントで指定する
■ コード内を「Wクリック」で選択できます。
Sub サンプル3050() <pre><code>With ActiveWindow .WindowState = xlNormal .Top = 0 .Left = 0 End With</code></pre> End Sub
WindowState = xlNormal
’ ブックのサイズを標準に戻します。
Top = 0
’ 上からのポイントを入力します。今回は「0」
Left = 0
’ 左からのポイントを入力します。今回は「0」
■ マクロの実行結果
図のように、ブックの位置が左端で上端になります。

ウィンドウの表示位置をセンチメートルで指定する
エクセルウィンドウの表示位置を設定するマクロです。
エクセルウィンドウの上端からの位置と左端からの位置を入力することで、ウィンドウの表示位置を指定することができます。
■ コード内を「Wクリック」で選択できます。
Sub サンプル3055() Dim Tc As Double Dim Lc As Double <pre><code>Application.WindowState = xlNormal Tc = InputBox("上端からの距離(cm)を入力します。") Lc = InputBox("左端からの距離(cm)を入力します。") Tc = Application.CentimetersToPoints(Tc) Lc = Application.CentimetersToPoints(Lc) With Application .Top = Tc .Left = Lc End With</code></pre> End Sub
Dim Tc As Double
Dim Lc As Double
’ TcとLcを変数として宣言します。
Application.WindowState = xlNormal
’ ウィンドウのサイズが最大あるいは最小の場合は、エラーになるので「標準サイズ」にします。
Tc = InputBox(“上端からの距離(cm)を入力します。”)
’ 変数Tcに上端からの数値(cm)を入れます。

Lc = InputBox(“左端からの距離(cm)を入力します。”)
’ 変数Lcに上端からの数値(cm)を入れます。

Tc = Application.CentimetersToPoints(Tc)
’ CentimetersToPoints(Tc)メソッドで、センチメートルの数値をポイント単位に変換します。1ポイント=0.035cm 位です。
変換した数値をTcに入れます。左辺のTcの値と右辺のTcの値は異なります。
Lc = Application.CentimetersToPoints(Lc)
’ 上と同じ内容です。
Application.Top = Tc
’ Topプロパティで、上端からの位置を指定します。
Application.Left = Lc
’ Leftプロパティで、左端からの位置を指定します。
■ マクロの実行結果

- ブックの表示位置を指定する
- エクセルウィンドウのサイズを最大化、標準、最小化する
- ブックの大きさを指定する
- ワークシートの非表示と表示のマクロ
- 新しいブックを作成するマクロ
- 指定したフォルダのブックを開くマクロ
- ブックを保存してから閉じるマクロ
- ブックを上書き保存するマクロ
- ブックに変更があった時だけ上書き保存するマクロ
- すべてのブックを保存して Excel を終了するマクロ
- 新規ブックを作成時にファイル形式を指定するマクロ
- アクティブウィンドウをコピーして開くマクロ
- ウィンドウ枠を固定するマクロ
- ブック名、パスを取得するマクロ
- 開いているブックの数を表示するマクロ
- 新規ブックのシート数を設定するマクロ
以上で「ブックの表示位置を指定する」の説明を終わります。