USB規格とUSBメモリの概要




USBはパソコンのキーボードやマウスを接続するだけでなく、小型家電の充電など広く用いられています。
USBの良いところは、小さな電力を使うものであればUSB端子から、電源を供給することができるところです。

USBメモリや外付けHDD、パソコンスピーカーなどの小型の電力のものは、USB端子から電源を供給することができACアダプターを必要としなくなりました。

パソコンが起動していても、USBケーブルを抜いたり、差したりできる「ホットプラグ」機能がありますので非常に便利です。

USB規格の種類

USB規格には現在
USB2.0
USB3.0
USB3.1 というUSB規格があります。

各規格と最大転送速度の比較は次のとおりです。

USB規格 最大転送速度
 Mbps表示  MB/sec表示
 USB2.0  480Mbps  60MB/s
 USB3.0  5Gbps  625MB/s
 USB3.1  10Gbps  1.25GB/s

●USB規格の転送速度の注意点
ファイルなどのデータをUSBメモリで読み書きする時に、パソコンやUSBメモリで使われている端子は、「Type A」という形状のものが使用されています。

●USBメモリとパソコンの規格が合致していること
USBメモリのデータが3.0または3.1で記録されていても、データを受け取るパソコン側が3.0または3.1に対応していなければ高速でデータをやり取りすることはできません。

最大転送速度を活かすには、USBメモリとパソコンのUSB規格を合わせる必要があります。

USBメモリの規格 パソコンのUSB規格 転送速度
 USB2.0  USB3.0  USB2.0
 USB3.0  USB2.0  USB2.0
 USB3.0  USB3.0  USB3.0

●USBメモリとパソコンの互換性
USB規格には、下位互換性があります。
パソコンのUSB3.0の端子に、USBメモリの2.0規格を接続しても使えるということです。

パソコンのUSB2.0の端子に、USBメモリの3.0規格を接続しても使えますが、転送速度はUSB2.0になります。

USB規格の見分け方

●USB接続端子による見分け方
USB規格の見た目での見分け方は、接続端子のプラスチック部分の色で見分けることができます。
USB2.0の接続端子の色は、「黒か白」です。
USB3.0の接続端子の色は、「青」ですからすぐに見分けられます。

●USBメモリの形状による見分け方
USBメモリのUSB規格の見分け方も同じです。
USBメモリの製品自体にUSB規格が記述されているものもあります。

USBメモリの選び方

USBメモリの容量は、年々大容量になっていますが価格は以前より下がってきています。

  • 16~32GB…写真や音楽データの保存には十分です。通常の写真ならば、数千枚の保存が可能です。
  • 32~64GB…写真や音楽データの保存には十分です。
  • 128GB以上…動画なども保存するにも安心です。

以前は、OSのインストールはCDやDVDが使われていましたが、現在ではOSのインストールにUSBメモリを使っています。
USBメモリは、写真や音楽データ、動画、データのバックアップなどその用途は多くなっています。

USBメモリを転送速度

USBメモリの転送速度は、USB規格と同じになっています。

USB規格 最大転送速度
 Mbps表示  MB/sec表示
 USB2.0  480Mbps  60MB/s
 USB3.0  5Gbps  625MB/s
 USB3.1  10Gbps  1.25GB/s

USBメモリの転送速度が速ければ、大容量のデータファイルの読み書きも短時間で行なえます。
この場合、USBメモリの規格が「USB3.1」であるなら、データを読み書きするパソコンも「USB3.1」に対応していることが必要です。

USBメモリの強度

USBメモリは、外付けハードディスクと比較すると可動部分がありません。
半導体メモリで作られていますので衝撃には強いと言われますが、落下などでデータが無くなる可能性もあります。

必要に応じて、耐水性・耐塵性・耐衝撃性に優れた、USBメモリを選ぶことになります。

USBメモリのセキュリティ

USBメモリをビジネスなどで、持ち歩く場合は紛失などによる情報の漏えいの可能性があります。
このため、内容を暗号化したりセキュリティロックが出来る、USBメモリを選ぶことが必要です。
最終的には、価格と容量、セキュリティ機能を比較して自分の使用目的にあった、USBメモリを選ぶことになります。

USBメモリには寿命がある

USBメモリには寿命があります。
書き込む回数とデータを保持する期間に上限があり、ひんぱんに読み書きしていると寿命が短くなります。

USBメモリは、パソコンなどのUSBポートに差し込むだけで、使用することができるので非常に使いやすい記憶メディアです。
USBメモリの最大のメリットは、データを持ち運びできるということです。

ただ、USBメモリは、HDD(ハードディスク)や光学ディスクなどと違って、データを永久保存するには向いていません。
もちろん、HDD(ハードディスク)や光学ディスクなどにも、寿命はありますがUSBメモリよりは安定しています。

USBメモリの操作

USBメモリは、データを出し入れして使うものです。データを編集したりする時は、データをUSBメモリから取り出します。そして、取り出したデータを編集するようにします。

USBメモリ内のデータを直接編集しないようにします。直接編集すると、USBメモリに負担がかかり故障の原因になります。

あくまでも、USBメモリはパソコンにあるデータを記録して、他のパソコンなどにデータを移動するという使い方をするべきです。
USBメモリはとても便利なデータの記録メディアですが、USBメモリによるデータの紛失や流出といったことがあります。

私も、パスワードの持ち運びなどに利用していますが、HDD(ハードディスク)と複数のUSBメモリにデータを入れています。幸いにして、まだ、データが蒸発したり、データを読み書きできないという事態になったことはありません。

ただ、USBメモリにデータを保存するには、必ず、複数の記録メディアに保存することが安心です。

USBメモリのフォーマット

通常、USBメモリは購入して、そのままの状態で「フォーマット」をしなくてもパソコンに接続して使用することができます。

しかし、後になって何らかの事情で、USBメモリをフォーマットする必要が出てくる場合があります。
フォーマットの種類には次のようなものがあります。

フォーマット規格 1ファイルの上限 容量の上限 Win Mac Android
FAT(FAT16) 2GB 4GB
FAT32 4GB 2TB
NTFS なし 256TB
exFAT なし 無制限

FAT(FAT16)

以前からの、フォーマットの方式です。現在ではあまり使われなくなっています。

FAT32

一時は、フォーマットの主流でしたがUSBメモリの大容量化に伴い、しだいに使われる機械が少なくなりそうです。また、1ファイルのサイズに4GBという上限があります。

そのため、大きさが4GBを超えるファイルは、USBメモリなどの容量に空きがあってもコピーすることができないということがあります。

NTFS

Windowsでよく使われるファイルシステムで、HDDなどによく使われている。

exFAT

exFATはリムーバブルのストレージ用に開発されたファイルシステムで、FAT32の進化版と考えればよいでしょう。
FAT32のような1ファイルの制限がなくなり使いやすくなりました。

フォーマットの方法

フォーマットの方法は、フォーマットをする画面のファイルシステムに「既定」と表示されたフォーマットのファイルシステムを使えば良いでしょう。

1.エクスプローラーを開き、該当のUSBメモリを右クリックする。

2.右クリックメニューのフォーマットをクリック

3.ファイルシステムが規定になっているのを確認する。
開始をクリック

4.警告画面が出ますが、OKをクリックします。
これでフォーマットが完了します。

クイックフォーマットとフォーマット
クイックフォーマットは、時間が短くて済みますので自分で使う場合はこちらで良いと思います。
フォーマットは、USBメモリを破棄したり譲渡する場合に使用されるようです。

別のファイルシステムに変更する

別のファイルシステムに変更する場合は、ファイルシステムのところをクリックする。

メニューの中から、使いたいファイルシステムを選んでクリックする。
そして、開始をクリックすればファイルシステムを変更することができます。

 

●ホットプラグとは
コンピュータやサーバーなどで、HDD(ハードディスク)などの周辺機器が不具合の時、電源が入った状態でパーツを交換したり追加したりなど、周辺機器のケーブルを抜き差しできることを言います。

パソコン周辺機器の場合、USBメモリなどは接続してすぐにパソコンに認識され使用することができます。

以上で「USB規格とUSBメモリの概要」の説明を終わります。







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