HDDのパーティションMBRとGPTを再設定する方法




パーティションとは

パーティションとは、仕切りや間仕切りというような意味になります。

HDD(ハードディスク)やSSD(エスエスディ)の「パーティション分割」とは、1つのHDD(またはSSD)を物理的にではなく、HDDの中を電気的に複数に分割して使うことです。

たとえば、HDDを2つに分割して、1つは起動用ドライブ(Cドライブ)として、OSやアプリケーションなどのプログラムをいれ、もう1つにデータ用(Dドライブ)として使用するような使い方をします。

1つのHDDをわざわざ分割するのはなぜでしょうか?Cドライブには通常、OSがインストールされています。

たとえば、何らかの理由でCドライブが不調になって、OSが起動できなくなった場合を考えてみましょう。

パーティション分割されていないHDDの場合、OSがインストールされている「Cドライブ全体」をリカバリーする必要があリます。

リカバリーをすると、Cドライブのすべてのデータが消えてしまいます。

しかし、HDDがパーティション分割されて、「Cドライブ」「Dドライブ」で別になっていれば、Dドライブのデータはリカバリーの影響を受けなくて済みます。このような理由からHDDを分割して使用するわけです。

HDDの状態を確認する方法

「ディスクの管理」を使うと、パソコンのHDDの状態がどのようになっているかを確認することができます。

1.スタートを「右クリック」して、「ディスクの管理」をクリックします。

2.ディスクの管理画面が開きます。
このパソコンには、ディスク0ディスク1の2つのHDDがあります。

ディスク1を見ると、ボリューム(D:)とボリューム(E:)に分割されています。

ディスク1は物理的には1つのHDDですが、ボリューム(D:)とボリューム(E:)の2つのHDDとして使うことができます。

ただし、ディスク1のHDDが物理的に破損した場合には、当然ですが、ボリューム(D:)とボリューム(E:)の両方共使えなくなってしまいます。

パソコンのエクスプローラーを見ると、このパソコンのドライブには、ローカルディスク(C:)、ボリューム(D:)、ボリューム(E:)の3つのドライブとして認識されています。

ローカルディスク(C:)について

ローカルディスク(C:)はCドライブなどと呼ばれます。Cドライブはディスクの管理画面では、「ディスク0」と表示されます。

ディスク0を見ると、「回復パーティション」「正常(EFIシステム)」「ドライブ(C:)」の3つに別れています。

これは、ユーザーがパーティションを分割したわけではなく、Windows10をインストールすると自動的にこのように分割されます。

「回復パーティション」「正常(EFIシステム)」のパーティションは、隠しパーティションと言われています。

隠しパーティションは、Windowsの起動のためであったり、起動ができないときの回復用のために使われます。また、削除できないようになっていて、CやDなどのドライブ文字も付いていません。

このCドライブを、パーティションが分割して使用することもできます。

現在のパーティション形式の確認

HDDのパーティションの形式には、MBR(マスターブートレコード)とGPT(GUIDパーティションテーブル)の2つがあります。

何らかの事情で、「パーティション形式を変更して使いたい」というような場合があります。
そのようなときに、HDDを初期化前の状態に戻す方法を説明します。

1.スタートを「右クリック」して、「ディスクの管理」をクリックします。

2.ディスクの管理画面です。
このパソコンには、3つのドライブが接続されています。
「ディスク2」が新しく接続されたHDDです。
「ディスク2」のところで「右クリック」し、「プロパティ」をクリックします。

3.プロパティ画面で、「ボリューム」タブを見ると、パーティションスタイルが「MBR」になっています。
「OK」をクリックして「プロパティ」を閉じます。
確認したら、ディスクの管理画面を閉じておきます。

MBRとGPTの概要

MBRとGPT形式とはHDD(ハードディスク)やSSD(エスエスディ)を使用できるように、パーティション(仕切り)を作るための形式のことです。

HDDを使用できるようにするには、最初にパーティションの形式を、MBRとGPT形式のどちらかに決めなければなりません。

MBRの特徴

MBRは、以前から使われているパーティション管理の形式です。今でも広く使われています。

• 古いパーティションの方式です。
• ディスクのサイズは、2TBまでサポートします。
• パーティション数は、4つのパーティションを作成できます。
• 32bit環境まで
• どのマザーボードでも使用可能
• すべてのオペレーティング・システムをインストールできます。

GPT形式の特徴

• 新しいパーティションの形式です。
• 2TB以上(最大8.5ZB) 1ZBは1TBの10億倍なので、85億TBとなります。
• 最大128個までパーティションを作れます。
• 64bit環境が必要
• マザーボードがUEFIに対応している必要がある
•  Windows XP 64ビットでは、GPTディスクをシステム用ではなくデータストレージとして使用できます。

GPT形式に対応しているOS

Windows XP 64bitWindows Vista 32bit / 64bit
Windows 7 32bit / 64bit
Windows 8 32bit / 64bit
Windows 8.1 32bit / 64bit
Windows 10 32bit / 64bit
これらのOSは、ハードディスクを初期化するときに、MBRかGPT形式かを選べます。

データドライブとして使用する時

データドライブ(OSをインストールしないドライブ)として、HDDを追加するときは次のような条件で、パーティションの形式を選ぶようにします。

●GPT形式を選択する
1.HDDの容量が、2TB以上の場合。
 (2TB以下の容量のHDDをGPT形式で使うこともできます。)
2.パーティション数を、4つ以上作成する場合。

●上記以外のときは、MBR形式を選択する

どちらの形式を選んでも、使用できないということはありません。

システムドライブとして使用する時

システムドライブ(OSをインストールするドライブ)として、HDDやSSDを使う場合は次のように選びます。

OSのインストールは、AHCI(BIOSブート) でインストールするとHDDは強制的に「MBR」になります。

UEFIブートでインストールすると、HDDのパーティション形式は強制的に「GPT」になります。

UEFIで64ビットの場合は、GPT形式でなければOSをインストールできません。

HDDを初期化前の状態に戻す方法

1.コマンドプロンプトを開く。
「Windows ボタン+R 」を入力すると、「ファイル名を指定して実行」が開きます。
「ファイル名を指定して実行」のフォームに、「 diskpart 」を入力して「OK」をクリックします。

2.「ユーザーアカウントの制御」画面で、「はい」をクリックします。
「コマンドプロンプト」が開きます。
「 list disk 」と入力し、Enterキーを押す。

3.ディスクのリストが表示されます。初期化前にしたいのは「ディスク2」です。
「 select disk 2 」と入力して、「Enter」を押します。
仮に「ディスク3」でしたら「select disk 3」と入力して Enter します。

4.「ディスク2」が選択されたことを知らせてくれます。

5.次に、「 clean 」と入力し、Enterキーを押します。(ハードディスクの設定が消去され初期化されます。)

6.「ディスクを正常にクリーンな状態にしました。」とでれば完了です。

7.「 exit 」を入力して、「Enter」を押してコマンドプロンプトを閉じます。

パーティション形式を再設定する

1.スタートを「右クリック」して、「ディスクの管理」をクリックします。

2.ディスクの管理画面が開くと同時に、ディスクの初期化画面が開きます。
ここで、必要なパーティション形式を選ぶことができます。

これで、HDDを初期化前にすることができましたので、HDDのパーティションを再設定することができます。

以上で「HDDのパーティションMBRとGPTを再設定する方法」の説明を終わります。







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