マクロですべてのセルを選択するには、Cellsプロパティを使います。Cellsプロパティを使うと、ワークシートのすべてのセルを選択することができるので、一括して処理することができます。
目次
ワークシートのすべてのセルを選択する
Cellsプロパティを使って、ワークシート上にあるすべてのセルを選択します。
Sub サンプル2600()
Dim WS As Worksheet
Worksheets("Sheet1").Cells.Select
MsgBox "すべてのセルを選択しました"
End Sub
Sheet1のすべてのセルを選択します。
Cellsプロパティは、引数を指定しない場合、すべてのセルを選択します。
Worksheets("Sheet1").Cells.Select
マクロの実行結果
マクロを実行すると、Sheet1のすべてのセルが選択されます。
MsgBox(メッセージボックス)に、「すべてのセルを選択しました」と表示されます。
Array関数でワークブック内のすべてのワークシートを選択する
Array関数を使用すると、ワークブック内のすべてのワークシートのセルを選択することができます。選択したセルを「指定した色」で塗りつぶすこともできます。
Sub サンプル2605()
Dim WS As Worksheet
Worksheets(Array("Sheet1", "Sheet2", "Sheet3")).Select
Cells.Select
Selection.Interior.ColorIndex = 3
Range("A1").Select
MsgBox "全セルを塗りつぶし"
End Sub
Array関数で、すべてのワークシートを選択します。
Worksheets(Array("Sheet1", "Sheet2", "Sheet3")).Select
すべてのセルを選択します。
Cells.Select
背景色を「赤」に設定します。
Selection.Interior.ColorIndex = 3
マクロの実行結果
マクロを実行すると、ワークブックにあるすべてのシートが選択されます。Sheet1、Sheet2、Sheet3の各シートの、すべてのセルが選択されます。
ColorIndex番号で指定された色に、背景色が変更されます。MsgBox(メッセージボックス)に、「全セルを塗りつぶし」と表示されます。
For Each~Nextステートメントによるマクロ
For Each~Nextステートメントを、使っても同じ結果になります。
Sub サンプル2610()
Dim WS As Worksheet
For Each WS In Worksheets
WS.Cells.Interior.ColorIndex = 3
Next WS
MsgBox "すべてのセルを選択しました"
End Sub
まとめ
Cellsプロパティを使うと、すべてのセルを選択することができます。
Array関数を使うと、ワークブック内のすべてのワークシートを選択することができます。
For Each~Nextステートメントを使うと、Array関数と同じように、ワークブック内のすべてのワークシートを選択することができます。