セルをRangeプロパティやCellsプロパティで、指定するときValueプロパティを省略することができます。
目次
Valueプロパティを省略できる場合
Rangeオブジェクトでは、プロパティを省略することができます。Rangeオブジェクトでプロパティを省略すると、Valueプロパティが指定されたものとみなされます。
- Valueを付けた記述
-
Range(“C2″).Value=”マクロ”
Cells(3,3).Value=20 - Valueを省略した記述
-
Range(“C2″)=”マクロ”
Cells(3,3)=20
Valueプロパティを省略できない場合
Sub サンプル3311()
Sheets(1).Range("A11:B15").Value = Sheets(1).Range("A1:B5").Value
Sheets(1).Range("A11:B15") = Sheets(1).Range("A1:B5").Value
End Sub
- 省略できない例1
-
Sheets(1).Range(“A11:B15”).Value = Sheets(1).Range(“A1:B5”).Value
’ 右辺のセルA1からセルB5の値が、左辺のセルA11からセルB15へ代入されます。 - 省略できない例2
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Sheets(1).Range(“A11:B15”) = Sheets(1).Range(“A1:B5”).Value
’ 左辺にあるValueは、省略することができます。
’ 右辺のValueは省略できません。右辺のValueプロパティは、セルA1からセルB5の値を取得するという意味なので、これを省略するとセルの値を取得できないことになります。
マクロの実行結果
どちらのコードも同じ結果になります。