Windows標準の「ディスクの管理」で「ボリュームの削除」や「ボリュームの拡張」、「ボリュームの縮小」ができるのを知っていますか。
「ボリュームの削除」をすると「未割り当て」の領域ができます。この「未割り当て」を使って、シンプルボリュームを拡張したり、新しいシンプルボリュームを作ることができます。
この記事では、「ディスクの管理」で「ボリュームの削除」や「ボリュームの拡張」、「ボリュームの縮小」をする方法を説明します。
HDDのボリュームを削除する方法
ボリュームの削除は、シンプルボリュームを作り直したいというときなどに使いますが、「中にあるデータ」はすべてなくなってしまいます。
必要なデータはバックアップしておくことが必要です。
操作手順
スタートを「右クリック」して、「ディスクの管理」をクリックします。
ディスクの管理画面です。
ディスク1が、ボリューム(D:)、ボリューム(E:)にパーティション分割されています。
ここでは、ボリューム(E:)を削除して「未割り当て」を作ります。
ボリューム(E:)のところで、マウスの「右クリック」をするとメニューがでます。
「ボリュームの削除」をクリックします。
「シンプルボリュームの削除」の警告画面がでます。
「はい」をクリックします。
「シンプルボリュームの削除」が終わると、ボリューム(E:)が削除されて、「未割り当て」になりました。
「未割り当ての領域」を使って「HDDに新しいシンプルボリュームを作成する方法」で新しいシンプルボリュームを作ることができます。
HDDのボリュームを拡張する方法
HDD(ハードディスク)やSSD(エスエスディ)をパーティション分割して、いくつかのボリュームを作成した時、ボリュームに「未割り当て」の領域がある場合は、他のボリュームの領域を拡張することができます。
操作手順
スタートを「右クリック」して、「ディスクの管理」をクリックします。
ディスクの管理画面が開きます。
ボリューム(D:)と「未割り当て」がありますので、ボリューム(D:)の領域を拡張します。
ボリューム(D:)のところで、マウスの「右クリック」をするとメニューがでます。
「ボリュームの拡張」をクリックします。
「ボリュームの拡張ウィザードの開始」画面です。
「次へ」をクリックします。
「未割り当て」の容量すべてを拡張する方法
操作手順
「ディスク領域を選択」の数値を変えないで、「次へ」をクリックします。
「ボリュームの拡張ウィザードの完了」画面です。
「完了」をクリックします。
ボリューム(D:)が拡張されて、すべての領域がボリューム(D:)になりました。
「未割り当て」の容量の一部を拡張する方法
操作手順
「ディスク領域を選択」の数値を「600000 MB」へ変更します。
つまり、ボリューム(D:)の容量を「600000 MB」拡張します。
「次へ」をクリックします。
「ボリュームの拡張ウィザードの完了」画面です。
「完了」をクリックします。
ボリューム(D:)の容量が585GBから1171GBに拡張されています。残りは「未割り当て」になっていますので、新しいボリュームを作ることもできます。
HDDのボリュームを縮小する方法
パソコンに接続されているHDD(ハードディスク)やSSD(エスエスディ)のパーティションを分割することができます。
「ボリュームの縮小」という機能を使うと、1つのボリュームを分割して、新たなボリュームを作ることができます。
操作手順
スタートを「右クリック」して、「ディスクの管理」をクリックします。
ディスク1が、ボリューム(D:)、ボリューム(E:)にパーティション分割されています。
ボリューム(E:)を縮小で分割します。
ボリューム(E:)のところで「右クリック」します。
メニューの「ボリュームの縮小」をクリックします。
縮小前のサイズが表示されます。
「縮小する領域のサイズ」に「700000」MB を入れます。
ここで、入力したサイズの「未割り当て」の領域が作成されます。
ボリューム(E:)が分割されて、「未割り当て」の領域が作成されました。
「未割り当て」の領域は、新たにボリュームを作って使用することができます。
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