パソコンのストレージ(データの記憶装置)を知りたい。
SSDとHDDがあるというけど、そもそも何がどう違うの?
わかりやすく教えて下さい。
この記事では、SSDとHDDの違いやメリット、デメリットについて説明します。
SSDとHDDの違いについて初心者にわかりやすく説明
パソコンを起動したり、作成した文書や撮影した写真のファイルなどのデータを保存するための記憶装置を内部ストレージといいます。
この内部ストレージに使われるものがSSDやHDDというものです。
以前はパソコンの内蔵ストレージは「HDD」が主流でした。最近では起動速度が速いということで「SSD」を搭載したパソコンが主流になってきています。
自分に適したパソコンを選ぶためには、SSDとHDDの違いを理解することも大切になっています。
ここでは、SSDとHDDの違いについてご紹介します。
SSDとは
SSDはソリッド・ステート・ドライブ(Solid State Drive)の略で、HDDと同じように使える記憶装置です。
HDDと比較したSSDのメリット
- 読み書きの速度が非常に速い。
- HDDのような駆動部分がないので衝撃に強い。
- 動作音が静かで発熱が少ない。
- サイズが小さく、軽い。
HDDと比較したSSDのデメリット
- 最大容量が小さい。
- 大容量になると容量単価が高い。
HDDとは
HDDはハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)の略です。
HDDの構造は内部にプラッタと呼ばれる磁性体が塗られた円盤が回転します。磁気ヘッドがデータを記録したり、読み出す仕組みになっています。
HDDが動作するときは移動する磁気ヘッドの音や。高速で回転するプラッタの機械音が発生します。
SSDと比較したHDDのメリット
- 容量に対する価格が安い。
- 記録できる容量の最大値が大きい。(2022年 20TB がある)
SSDと比較したHDDのデメリット
- 回転部分があるので、機械的な衝撃に弱い。
- 読み書きに時間がかかる。
- 動作音や振動が発生する。
- 消費電力が大きい。
SSDとHDDの使い分け
SSDは読み書きの速度が速いので、パソコンの OS の起動ドライブに適しています。
HDDで起動すると数分かかるパソコンでも、SSDに起動ドライブを変更すると数十秒で起動することができます。
ドライブの使い分けとして
- OSの起動ドライブには、高価だが読み込み速度の速いSSDを使う。
- データの保存には、安くて大容量のHDDを使う。
結果として、起動時間の速いパソコンとして使うことができます。
まとめ
SSDは高価な面もありますが、データの転送能力は高速です。したがって、パソコンのOSの起動ドライブに最適です。
HDDからSSDのパソコンにすると、起動速度が全く異なることを実感できます。HDDはSSDと比べて大容量のデータの記憶が非常に安価にできます。
SSDとHDDのメリットを生かして、パソコンに利用するのがうまい使い方になります。
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