パソコンをインターネットをつなぐには、いろいろな機器が使われています。
ここでは、それぞれの機器の役割を説明していきます。
また、機器だけでなく、光ファイバーなどの回線業者やプロバイダーと呼ばれる業者も関係しています。
パソコンなどとインターネットをつなぐには、おおよそ次のような機器や業者が関係しています。
光回線でインターネットに接続する機器のつなぎ方
インターネットの接続に必要な機器は次のようなものです。
- プロバイダ
- 光回線業者
- ONU(光回線終端装置)
- ルーターまたは無線LANルーター
- LANケーブル(無線LANルーターでは不要)
- パソコンやスマートフォンなどのデバイス
★ インターネットとは
世界中で構築されたLAN (Local Area Network) 同士をつないで、世界規模で構築されたWAN (Wide Area Network) のことを「インターネット」といいます。
★ 回線業者
インターネットに接続するには、光回線であれば光ファイバーが必要です。
回線業者とは、光回線であれば「物理的な光ファイバー」を貸し出している業者のことです。
フレッツ光やドコモひかり、auひかり、ソフトバンクなど
★ プロバイダ
プロバイダは、インターネットサービスプロバイダ(Internet Service Provier)の略称です。
家庭のネット回線を実際に、インターネットに接続する役割を持っています。
プロバイダはそれぞれ特徴を持っていますので、自分のインターネットの利用スタイルによって選ぶことが必要です。
プロバイダは、料金体系や通信速度などのサービスも様々です。
★ ONU(光回線終端装置)
光回線は、光ファイバーを使って信号を、レーザー光で通信する回線のことをいいます。
ONU(光回線終端装置)は、パソコンのデジタル信号を光信号に変換する装置です。ONUは(Optical Network Unit)の略称です。
光回線でインターネットを使うには、パソコンのデジタル信号と光回線の光信号をマッチさせなければならないのです。
★ ルーター
ルーターとは、LAN等においてデータを2つ以上のデバイスに、中継する役目を持つ機器のことです。
インターネットを使える状態になったときのことを考えてみましょう。パソコン1台だけしか使えないのは不便です。
ルーターは、複数のデバイスに接続するための重要な役目を持っています。
無線ルーター
無線ルーターは、ルーターとデバイスを接続するためのLANケーブルが不要ですから、パソコンなどのデバイスの配線周りがスッキリします。
無線ルーターのつながる範囲は約100メートルですから、家庭内であれば1階から2階でもほとんどのものがつながります。
ADSLでインターネットに接続する機器のつなぎ方
ADSLはインターネットに接続するのに、電話回線を使用します。ADSLは1990年台には価格が安いというメリットがあり、よく使われていました。
しかし、通信速度が遅いので現在ではあまり使われていません。
インターネットに接続する構成は、ADSL回線の場合も光回線のときとほとんど同じです。
一つ違うところは、モデムという機器を使うことです。ADSLはアナログ信号を使っています。
一方、パソコンはデジタル信号なので、単純に接続することができません。
モデムはADSLの信号を変換して、パソコンと通信できるようにするためのものです。
モデムのあとに、ルーターを使って、デバイスに接続するのは光回線と同じです。
インターネットの機器とLANケーブルのつなぎ方
インターネットを接続するには、LANケーブルを使います。
各機器とLANケーブルの接続について説明します。
光回線からのケーブルを「ONUのLINE端子」に接続します。
「ONUのUNI端子」からLANケーブルで「ルーターのWAN端子」に接続します。
以上で「インターネットの接続に必要な機器のつなぎ方」の説明を終わります。